
鹿児島県大島郡和泊町
こども未来課
■■ 導入検討の背景 ■■
● ウェアラブル型午睡チェックセンサーを使用していたが、機器交換などの運用コスト見直しを図りたい
● 午睡時のウェアラブル機器装着による現場の負担を改善したい
■■ 導入後の変化 ■■
● 活用しているICTシステムのコドモンとシステム連携が可能、情報の一元管理ができる
● ベビモニはカメラ型のため、園児への機器装着の手間が削減可能に。機器交換のコストもかからず経済的
ICT化推進が現場の負担軽減につながると信じて
ー 和泊町について簡単に教えてください。
和泊町は、鹿児島から南へ約552km、沖縄本島から北へ約60kmに位置する「沖永良部島」の中にあります。
コバルトブルーの海と白い砂浜、澄み切った青い空、南国情緒あふれる花々が咲く自然豊かな町です。
和泊町には町立の認定こども園が3園あるのですが、園児の安全と職員の負担軽減のために保育のICT化を進めているところです。
現場の先生たちの働き方を見ていると、業務負荷の大きさを感じることが多いんですよね。「何か手はないだろうか、どうにか改善してあげたい」という気持ちで、現場の事務作業を効率化していくことに取り組んでいます。
運用コスト削減、コドモンとのシステム連携、保育士・子どもにやさしい仕様。
ー ベビモニ導入前の課題や、導入の際に重視されたことを教えてください。
これまでの午睡チェックは、ウェアラブル型のセンサーを使用していたのですが、医療機器の扱いだったため3年で交換する必要がありました。
交換の度に機器の費用が掛かることが懸念となり、別のシステムへの切り替えを検討することになりました。ベビモニは非接触型、機器定期交換の必要がないことが一つの決め手でした。
また、ICT化の取り組みでコドモンを既に導入していたのですが、ベビモニはコドモンと連携して運用できることを大きな利点に感じましたね。
コドモンを導入してから、現場が大きく変わった印象があるんです。これまで先生たちは、自分の休憩時間を使って連絡帳や日誌の記入作業をしていたり、子どもを抱いたまま保護者からの電話を取りに走ることもあったり。
これまで使用していたウェアラブル型センサーは、午睡開始時に子どもに機器を装着する必要があったので、先生たちにその手間が掛かってしまったり、子どもの身体を触ることで子どもがぐずってしまったり・・頭を悩ませていました。
ベビモニは子どもたちの体に装着する手間や難しさがなく、先生たちにとっても子どもたちにとってもやさしい方法で午睡チェックができるシステムですね。
現場の先生たちと役場の一体感で、スムーズに導入から運用へ
ー 導入や運用にあたって難しい点はありましたか?
ベビモニの導入決定から導入、運用までとてもスムーズに進みました。これまで使用していたウェアラブル型センサーの切り替えのタイミングだったので「これからベビモニに切り替える予定です。カメラ型のシステムでこれまでの先生たちの負担が減りますよ。」とアナウンスをしたんですよね。先生たちからは「あぁ、良かった」と感嘆が漏れたほど喜んでもらえました。
現場での利用開始前に、ベビモニ担当者の方から先生たちに説明会を行ってくれたため、問題なく使ってもらえています。
ー スムーズに進められているなと感じましたが、何が成功のポイントだと思われますか?
システム導入までのプロセスにおいても、導入後においても、円滑に進められたのは、日々現場の先生とのコミュニケーションを密に取れていたことが良かったのかなと思います。
私自身も現場にいたので先生たちの苦労がわかりますし、かつての同僚の先生たちが毎週役場に来ていることもあって、その度に現場の様子を聞いたりしています。
私以外の課長や補佐も、よく園の様子を見に行ってくれているので、役場と現場の先生たちとが同じ目線で課題を感じられているのだと思います。

生まれてきた子どもたちを、幸せで、楽しく生きていける町にしていきたい
ー 和泊町としての今後の展望を教えてください。
昨今は特に和泊町で少子化が進んできています。でも少子化を止めることはなかなか難しい。だからこそ、生まれてきた子どもたちを、幸せで、楽しく生きていける町にしていきたいです。
保育現場のICT化推進もそうですし、育児がしやすい環境づくりの取り組みにも力を入れていきたいと思っています。
今行っている取り組みとしては、毎月19日を「育児の日」としていたり、地域全体で子供の成長を見守り手助けを行う「子育て応援隊」の結成、プレパパの子育てイメージ構築のための「パパとプレパパの料理教室・ふれあい遊び」などを実施したり。
パパの育児参画をさらに後押しすることによって、安心して子育てをしていけるよう、自治体としてサポートしていきたいですね。
加えて、国としてこども家庭庁の設置などを行っていますが、和泊町としても足並みを揃えて施策を打っていく体制づくりのために、こども未来課を新しく設立しました。
保護者としても、窓口がいくつもあるよりかは一か所で手続きが済むので、サービス面を充実させられるメリットもあります。
和泊町では、すべての町民が「住んで良かった」、「今後も住み続けたい」、住んだことがない方にも「今後住んでみたい」と思えるまちづくりをしていきたいと思っています。

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